7.31.2015

ピンライン


見落とされがちなこの部分

実はボードの表情をガラッと変えてしまう大事なところ

カラー、幅、一本か二本か、、、

そしてそれをひく素材
今回はここに注目

とくにハイパフォーマンスショートボードに乗っている人は
ピンラインにあまり馴染みがないんじゃないかな

僕はこの部分を樹脂に顔料を混ぜた昔ながらのスタイル
いわゆる『樹脂ピン』で作業する
樹脂の厚みで立体感あって色に深みがあるので
よりカッコよくキマる

リペアーで何千本もいろんなサーフボードを見てきたけど
手間のかかる樹脂ピンでやっているブランドは
実はすごく少ない事に気付いた

というか今、殆どない。と言ってもいいかと思う

アクリル塗料などでサッとひかれたものばかり
それが悪いというわけではないんだけどね
ちょっと味気ないな〜と思ってしまう

知っているとまた違う視点でサーフボードを見れるようになって
面白いかと

この部分はベースのラップカットの正確さ美しさで
また深い話があるのだけど

それはまた今度、、、笑


師匠

マルチに遊びを知っているTappyさんは
サーフボード、スケートボードだけでなく

スノーボードブランドのバートンから




最近はサングラスブランドである
オークリーの仕事まで


どこまでいくんだろ、、、

でかいわ〜

7.26.2015

Rincon wet suits x VECTOR BRAND

Wネームのボードショーツ好評です

カラー、素材、スタイル

ワンオフでオーダー可能

サーフボードとのコーディネート大事です


7.23.2015

Shape


"VECTOR BRAND"
Pocket FISH
5'5" x 21" x 2 3/8"
For Takayuki a.k.a "DARUMA"

福岡の人間なら知っているとおもう古賀のスケートパーク
チーム"DARUMA"
やばいスケートするらしい
前々から聞いてますぜ

ということでその一人からのオーダー
伝統的なサンディアゴ フィッシュ
削るたびにまた欲しくなる形
何年か前に手放してから乗ってない
スピードは今この世にあるサーフボードデザインの中で
最速なんじゃないかな
やっぱいいな〜
僕もほすぃ〜ほすぃ〜とか思いながら削りました

ふだんパフォーマンス系のショートボード乗ってるみたいなので
わりと今風のレールでくるかと思ってたら

がっつり昔スタイル

テールまでしっかりボリュームをもたせてとな

スケ筋で鍛えた脚力で踏み込んだら
もうキン斗雲

実はフィッシュも結構試したんだけど
現代のフィッシュは回転性と乗りやすさを出すため
程よくダウンしたレールで
テールはシャープにシェイプされたものが多い
勝手に思っている

しかしドライヴするスピードは
レールにボリュームをもたせた方がはるかに速かった

今まで体感したサーフスピードで1番
その時の感覚は覚えている

ポケットにハマってギュンギュン加速して
(目ん玉後ろにいく感じね)
なんやこれ〜〜!!!!とか思いながら
抜けるのギリか〜ってセクション
チョーシこいてそのままぶっとばしてたら
真横のリップでおもいっきりフッ飛ばされて
むち打ちになったという、、笑

インサイドにいたおじさんにに
『あんたその板なんね〜〜??』
『ものすご速かったばい...』
と言われたので
『僕、頭とれてないすか?』

答えた

脚力がないとレールに弾かれる感じになるから
難しいけど
自信がある方には良いかと

まぁ
楽しみであります





7.21.2015

Complete

 "Mini Pig"
7'10" x 22 1/2 x 2 13/16"
Design patch
Gloss polished

For "Hiro"

モデルとしてはホームページに掲載してない形ですが
打ち合わせしながら、その人にあったオリジナルカスタムも提案しています

今乗っているのは7ftのペラペラのトライフィン
話をしているとロングボードみたいに
ス〜っと気持ちよさそうに乗りたい

じゃあロングボードというわけにもいかず

今回は車に積める長さと
マンションのエレベーターに乗る長さというのが大前提

小柄な女性なので脚力なども考えて

ノーズが軽く動かしやすいPigアウトラインを選択しました
センターの厚みは程よく残し
レールはやや薄くシェイプしています

そんなにハードな波に入る事もないようなので
ベリーボトムでノーエッジ

やや大きめのフィンをセットして安定感を出しています


ちょっとした味付けに
ティントパープルのテールブロックを

楽しんでもらえるとおもいます

座っている時間はござーません

たまにはリペアーも

造ってばっかでリペアーする暇ないんじゃない?
と言われますが

そこはそこでなるべくうまく間の時間を使ってやってます

もう少し作業スペースに余裕があれば
お待たせせずにやれるのですが、、

申し訳ない

いつか大きなファクトリーを造ってやる!!


想いながら

今日もシコシコやっております

普通のリペアはもうここで紹介するほどでもないので
今回はもともとリペアーされてた部分のカバーアップ

とにかくこのつぎはぎのように見えてしまう
ボトムが嫌で嫌でしょうがないとの事で
わからないようにしてくれという依頼

『時間はかかっても構わない。1年位なら(笑』
と冗談交じりで言われたので
しばらくボードラックの一番上でお休み頂いてたのです



日焼けでトップコートのレジンの黄ばみ
削るとその一部分だけ黄ばんだレジンが無くなって
まだらになっているのがわかりますか?

なので
このリペアー部分だけの色合わせのやり直しをやっても
周りとの差が出てしまうというちょっと厄介なもの



どーすっかな〜と毎日見上げながら考えてて
いつも頭の片隅にアイツがいる状態

やるとなったら結構大変な作業だし

自分のスイッチが入るの待ちみたいな


でしばらくして
ボードのオーナーと電話で話しているとき
『本当は濃ゆいブルーが良かったんよね〜』と

あら そう



ただ塗っただけに見えますが
これをやるまでに
いちど全体のサンディング
凹みやらなんやらあるから機械はあんまり使えないので
結局『手』
で酷いとこは凹み補修して
塗装だと色味が軽く見えるので
レジンカラーで刷毛塗り

色とばさないようにもう一回サンディングして
さらにクリアーで刷毛塗りしてからまたサンディング

サンディングフィニッシュと言われたので
全体のキズをすべて縦目に変えて

ようやくここ



もうちょこっとやって完成

これでまた気分良くサーフできるとよいですね

僕のここ何ヶ月かの悩みもようやく消えそうです(笑

7.16.2015

Today

am 7:00 Nokita

一気にサイズアップしているようです

セット肩前後かな

サイドが強そうですね


暖かい時期になると

人も増え接触事故も多くなっています

ちなみにこの野北ポイントでいうと

いちばんピークは岩の横から伸びるレフト(グーフィー)

サーフィンの世界でいうとここに一番の優先権があるわけです

しかし地形の移り変わりでセンター辺りからブレイクする波もあり

それを知らないサーファーや
レギュラーフッターでバックサイドでのサーフが苦手な人が
ライト(レギュラー)方向に走って正面衝突という場面も見られます

ここだけの話ではなくどこのポイントでも必ず
メインのピークというものが存在しています

海に入る前にしっかりそれを見定めて
自分のレベルに合った場所
そこにいるローカルサーファーへのリスペクトを忘れず
気持ちよくサーフしましょう

7.15.2015

Mid Length



Mini PIG
7'10" x 22 1/2" x 2 13/16"
For "Hiro"

ファンボード=初心者用

と間違った解釈をされていますが

近年そのポテンシャルは見直されつつある


今回は女性からのオーダー

いろいろと伝えてもらって

このアウトラインを選択しました

角の無い柔らかな女性らしいライディングイメージです

7.11.2015

南ウネリ

初めてここの波に出会ってから
4年位通ってて
まだ当たったのは2回
今回やっと3回目、、笑

予想が難しいんだけど通ってしまう

なかなか無い
こんなロングブレイク

いつも良くしていただいている
ローカルさんに感謝です、、、


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合わせて業務連絡です

いつも沢山のご依頼ありがとうございます
お陰様で少しづつ前に進めております

お伝えするのが遅くなりましたが
現在サーフテック、プレセボなど
最終ウレタン塗装系のボードのリペアーを
ストップさせて頂いております

今まではなんとかやっていましたが
やはり塗装をやるにはそれなりの塗装専用ブースが必要で
今のままだと他の依頼品に塗料が付着してしまう可能性がありますし
やるなら中途半端な仕上げはやりたくないという理由です

今後また目処がたちましたらご連絡させて頂きます
ご理解のほどよろしくお願い致します

なおPU、EPSボード(通常ラミネートボード)
に関しましては従来通り受け付けております

=現在納期=
カスタムオーダー:2〜3ヶ月
リペアー:2週間前後
アートetc..:不定

今後どちらも混雑が予想されます

急にいつ使いたいから造ってくれ、直してくれと言われても
すべて予約順に進めていますので
なかなかご希望に添えない事も多いです

お互いのスケジュール調整の為にも
なるべく早めのご依頼お待ちしております




Model:STANDARD


9'4" x 23" x 3"
All 8oz volan
Gloss polished
For Customer 
Shaped and Glassed
Yoshito Shirouzu


ほぼお任せって事だったので
久しぶりに思いっきりトラディショナルなスタイルで
製作させて頂きました


ウッドか迷いましたが
飴色のテールブロック

光が入ると、、、


今回も楽しい仕事でした

ありがとうございます

楽しんで下さい

7.08.2015

For SALE!!


"VECTOR BRAND"
Quad Fish
5'5" x 19 1/2" x 2 3/16"
4slot channel
¥85,000

すっっごく心残りですが、、、
まだまだ他にもテストしなければいけないので
放出します

トラディショナルなフィッシュアウトラインを
ナローノーズに仕上げたモダンなフィッシュ

フィンセッティングはクアッド
クイックなカービングが可能です

メローな波よりパリッと張った波にフィットします

ボトムはシングル〜ダブル 4スロットチャンネルで
ハイスピード仕様

まだまだノークラッシュのミントコンディション

早いもん勝ちです


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こちらもまだ残ってます!!

とても希少なUsed ボード

なんと

今は亡き巨匠

"DALE VELZY"
422 model

60年代後半にハップ・ジェイコブスと共同開発したモデル
アップレールなラウンドポイントノーズ
レールはボキシー
テールにかけてスティンガーウイングが施されています

僕が思うにタイラーハジーキアンの『リドラー』
なんかはこのボードからインスパイアーされたものではないかな〜

デッキは年代ものだけにフットマークはあります


この深く長いノーズコンケーヴ〜ラウンドボトム
絞り込まれたスクエアテール

この年代に革新的な事をやっているな〜と想う。。。





まぁ僕がどーこー言おうが言うまいがマニアにはたまらない一品
好きな人にはドキッときて
興味ない人はナンダコレなもの

気になるプライス

¥110,000 + TAX

即決です、、、

余裕ある人
とりあえずゲットしておきましょう