4.08.2018

Thraster

1981年にサイモン・アンダーソンによって生み出された
スラスター(トライフィン)システム

ちょうど自分が産まれた年で
もちろんこの頃のサーフィンなんか知るわけもなく

自分がボードを手にしたのはすでに90年代

ほぼ今あるサーフボードの基礎は出尽くした後だった

サーフボードビルダーとして活動している身として
最もサーフボードが変動したその時代を体験できなかったのは
埋めたくても埋められない引き出しの少なさを感じる


だけど
幸いにも周りに
その当時の書物やボードを綺麗に保管している先輩達がいたので
想像の中でのその時代を探りながら
最近は見て触ったり
書物を読み漁る日々

学生時代このくらい勉強していれば
僕は九大生になっていたかもしれない(笑




シングル、ツイン、ボンザー、クアッド
好きなところはテストしてきた

で、なぜかあまり手をだしていなかったから
そろそろこの辺の80's のトライやりたいな〜
なんて考えていたところ

ライダーから久々トライフィンで
ちょっと攻めたサーフィンしたいって声が上がった

ベストなタイミングだった





シェイプは最近のスラスターのようなものではなく
セミフラットデッキでミッドボキシーレール
ボトムは現代風のシングルダブルで
ビークノーズ

ストリンガーはウェッジストリンガーで
少しテールがフレックスするようにした


ラミネートは6oz
ラップラインも80年代のような変則的なものにしたかったんだけど
今回はウッドフィンにしたので
なんとなくミスマッチな気がして普通に巻いて

モダンクラシックな一本に仕上げた


んで
早速、宮崎に走ってくれてテスト

『激最高』

だったらしく

最近ツインばっか乗ってたから

『サーフィンが若返ったわw』だと。。

皆んなもたまには攻めたい時もあるだろうから
この辺も一本あるといいかもね!





となると
ディケールもそれっぽいの用意したくなる

80年代って今ほどイラストレーター進化してなかっただろうし
落書きしたようなもんを使ってただろうから

そのうち使おうと思って
ボード造りの合間にその辺の段ボールに落書きしてた




で先輩のSleeper designで仕上げ

いっそがしいのにって
チョーめんどくさそうだったけど(笑

なんかさーせん

いつもありがとうございます


せっかくだからTシャツにもしたいな〜