ブラックでのラミネートは夏場はとくに熱を持ちやすく
ボードにとってあまり良くはないからオススメはしないけど
やってくれと言われればそれに答えるのが
『ビルダー』だと思っている
とくに気を使う色でもあるブラック
レジンの硬化速度、粘度調整を間違えば
小さなピンホールが無数にできてしまい
サンディング時の粉が詰まって仕上がりが最悪となる
今回は機能面重視でサンディングフィニッシュでの依頼だった
これもブラックは明るいカラーのボードに比べて
傷目がより目立ってしまうので
一度ポリッシュする一歩手前までしっかり磨いてから
さらに傷をつけ直す作業となる
知らない方の為に付け加えておくと
サンディングフィニッシュは傷が均等に縦目でないと意味がない
水の流れを考えれば納得してもらえると思う
今まではポリッシュして
ピカピカに磨く仕上げが当たり前だったけれど
ここ何年かでロングボードやレトロボードでも
サンディングフィニッシュが定着してきた
そこで最近よく目にするのが
手抜きのサンディング
傷目はバラバラで見た目は最悪
言えばそれは
『途中』
言えばそれは
『途中』
それを『今はサンディングフィニッシュが主流だから』と言われ
何も知らないユーザーは受け取っているのだろう
海でそんなボード持って歩いている人の姿を見て
あらら〜。。。と思う
造り手は
楽して
まぁこのくらいでいいかと思ってしまえば
そこまで
フィニッシュて言ってるのだから
フィニッシュさせないとね
と
自分にも言い聞かせながら
毎日仕事している