10.18.2011

色合わせ

最近ご無沙汰だったリペア業務の紹介ですが

ちゃんとやっております。

 Used で購入されたボード
もとの画像を撮り忘れましたが、かるめの剥離処理がしてありました。
見た目(表面)は、きれいにリペアされてましたが中はまだ浮いている状態で
乗っているうちにクラックが入り水が入ってました。

ラフサンディングしてエアーを吹くとフォームがポロポロ〜っとさよーなら。

画像はクロスの浮きがなくなるまでサンディングした状態

マスキングしてて見えませんがピンライン部分まで削ってます。



 そしてまた途中の行程の画像撮り忘れ…
1時間ほどじっくり調色して
パテ成型、ラミネート、ホットコート、ピンライン、グロスコート、ポリッシュ
もちろん上記の過程のすべての間にサンディングが入ってます


完成。

 片面だけの画像でしたが実は両サイド同じようにヤラレてました…


今回は久しぶりに納得の色合わせ!!
ピグメントカラーだった事もあり近くで見ないとほぼわかりません!!

サーフボードのリペアをやったことがある方ならわかると思いますが
成型は根気と正確な目測、手の感覚があればなんとかなりますが

調色が1番むずかしい。
とくに薄めのティントカラー…

たまに色合わせについて問い合わせがあるのですが
これは『感』でしかありません。

パテの状態で色を入れることもあればラミネートの段階で入れることもあり
さらにはホットコートでレジンに調色し微妙な最終調整する事などなど…

問い合わせくれた方々には申し訳ないですが
これは教えたくても文章や言葉では伝わらない部分です。

サーフボードは車のように色番はなく
全てラミネーターがオーダーのカラーチャートを見て感覚で調色しています。
なので完璧な色合わせはすごく難しいことです。

はっきり言えば僕のリペアに完璧はありません。
よくできて限りなく近いというレベルです。

レジンが硬化すると若干色も変わるし、それを計算してすべて感で調色しています


なかなか合いません…

もしこれが完璧にできれば

『日本一のサーフボードリペアマン』

なんて言えるだろーな〜(笑