最近ご無沙汰だったリペア業務の紹介ですが
ちゃんとやっております。
Used で購入されたボード
もとの画像を撮り忘れましたが、かるめの剥離処理がしてありました。
見た目(表面)は、きれいにリペアされてましたが中はまだ浮いている状態で
乗っているうちにクラックが入り水が入ってました。
ラフサンディングしてエアーを吹くとフォームがポロポロ〜っとさよーなら。
画像はクロスの浮きがなくなるまでサンディングした状態
マスキングしてて見えませんがピンライン部分まで削ってます。
そしてまた途中の行程の画像撮り忘れ…
1時間ほどじっくり調色して
パテ成型、ラミネート、ホットコート、ピンライン、グロスコート、ポリッシュ
もちろん上記の過程のすべての間にサンディングが入ってます
で
完成。
片面だけの画像でしたが実は両サイド同じようにヤラレてました…
今回は久しぶりに納得の色合わせ!!
ピグメントカラーだった事もあり近くで見ないとほぼわかりません!!
サーフボードのリペアをやったことがある方ならわかると思いますが
成型は根気と正確な目測、手の感覚があればなんとかなりますが
調色が1番むずかしい。
とくに薄めのティントカラー…
たまに色合わせについて問い合わせがあるのですが
これは『感』でしかありません。
パテの状態で色を入れることもあればラミネートの段階で入れることもあり
さらにはホットコートでレジンに調色し微妙な最終調整する事などなど…
問い合わせくれた方々には申し訳ないですが
これは教えたくても文章や言葉では伝わらない部分です。
サーフボードは車のように色番はなく
全てラミネーターがオーダーのカラーチャートを見て感覚で調色しています。
なので完璧な色合わせはすごく難しいことです。
はっきり言えば僕のリペアに完璧はありません。
よくできて限りなく近いというレベルです。
レジンが硬化すると若干色も変わるし、それを計算してすべて感で調色しています
が
なかなか合いません…
もしこれが完璧にできれば
『日本一のサーフボードリペアマン』
なんて言えるだろーな〜(笑